先日、スタジオヨギーの破産ニュースが入ってきました。
結構ショックだった方もいるんじゃないでしょうか?
昨年はYMCがスクール事業を終了し、今年はスタジオヨギーという日本のヨガ業界でも象徴的な存在だった大きなヨガスタジオがなくなったことについて、ちょっとお話しします。
私も含め、自分でスタジオを経営している方にとっては、人ごとじゃなないですし。
ただ、私はヨギーやYMCの関係者じゃないので、実際に何が起こっていたのかは分かりません。
あくまでも自分の経験からの推測になります。
一体、何が起きたの・・?
先日、株式会社ヨギーが東京地裁に破産を申請したというニュースが報道されました。
2025年8月1日付となっています。
スタジオヨギーは2004年の創業以来、全国に10店舗以上を展開し、ヨガだけでなくピラティスや幅広いボディワークを提供してきた老舗ブランドです。
YMCも、長年にわたりヨガインストラクター養成を行ってきましたが、2024年にスクール事業を終了。
この2つの出来事に共通するのは、いずれも「大手の撤退」であり、業界全体に大きなインパクトを与えました。
スタジオヨギーの破産の理由
なぜ、ヨギーさんが・・
ヨギーさんやYMCさんの破産や事業終了の背景には、いくつかの問題があると考えられます。
あくまでも推測であり、一般論ですが・・・
1. コロナ禍の影響とその後遺症
多くのヨガスタジオは、コロナ禍での営業制限やオンライン移行に対応を迫られました。
スタジオヨギーもオンラインクラスを展開していたようですし、オンライン事業は別会社に譲渡され継続されるようです。
しかし、固定費の高いリアル店舗を維持しながら、減少する会員数と向き合うのは簡単ではなかったんだと思います。
2. 大手ならではの課題
多店舗展開をしていると、店舗ごとの収益バランス、人材確保、固定費や広告費などのコストとリスクが一気にのしかかります。
特にコロナ後の「リアルクラス離れ」と、低価格なフィットネスジムやオンライントレーニングサービスとの競争激化により、大手であることがむしろ経営上の足かせになった可能性は高いです。
3 スクール事業の不振
そして、今回大きな原因の一つになったんじゃないかと思うのが、スクール事業の不振です。
特にYMCはヨガスタジオを持っておらず、ヨガインストラクター養成事業だけでしたからね。
コロナ禍とオンラインRYT200の影響をモロに受けたんだと思います。
オンラインで格安のRYT200が増え、対面での講座の受講者は大きく減少したことは間違いありません。
多分年間で、数千万円の売り上げ減になったと思います。
ヨガスタジオ事業は大きく利益を上げることができるもんじゃないですし、スクール事業のマイマスはかなり大きかったと思います。
以上が私の推測ですが、経営者として、苦渋の決断だったことは容易に推測できます。
このメールを見ている方の中にも同じような思いや悩み、不安を持っている方も少なからずいるかもしれません。
スタジオの規模の大きさは違えど、悩みや不安の深さは同じですからね。
私も同じです。いつも不安や悩みを抱えながら生活しています。
スタジオ経営は、いつどうなるか分かりません。
また、いつコロナ禍みたいなこともあるかもしれませんし。
堅実に経営をしていればいい、ってわけでもありません。
とはいえ、努力次第でそのリスクを小さくすることもできます。
小さなスタジオは小さなスタジオなりのやり方がありますが、それはまた次の機会に・・
今回はスタジオヨギーさんの破産ニュースから考えたことについて書いてみました。
参考になれば幸いです。